子育て中のフルタイムOLがR5年度にて3回目の受験でやっと社会保険労務士試験に合格することができました。
今になって思う合格への最短経路を合格体験記をもとに記載します。
社会保険労務士試験合格体験記:わたしが行った継続のための目標設定
社会保険労務士試験に合格するためには、継続した勉強時間の確保が重要です。まずは、自分に合った継続方法を見つけることから始めましょう。以下はわたしがおこなった勉強継続のための目標設定です。
- 目標設定:合格するまでチャレンジするが、自分を追い詰めない。
社会保険労務士試験を3回受験して感じたことですが、高得点をとる必要はありません。私を含め、全科目高得点をとることはかなり難しいです。合格をとれる水準(択一45点前後)までに達するには、実体験で半年程度で到達可能だと思っています。そこから合格基準を超えれるかどうかは、運の要素がかなり大きいです。なので択一45点前後までとれる方は、勉強をやめない程度に続け、何度も挑戦すれば必ず合格できる年が訪れます。選択式の問題が多くの受験生にとって鬼門だとは思いますが、あきらめずに続けていくと、自分がわかる問題の組み合わせの年が必ず訪れます。それまではあきらめずに地味に続けていくことを推奨します。勉強しない日があったって良いんです。あきらめないことが大切です。
社会保険労務士試験合格体験記:勉強スケジュールについて
以下はわたしが目指していた勉強スケジュールです。(2年目・3年目用)
- スケジュール:(平日)朝1時間、夜1時間(土日)朝1時間、日中1.5時間 週に1日は勉強しない日を設ける(ただし8月だけは死ぬほど勉強する)
社会保険労務士試験を受験する人のほとんどが社会人の方です。わたしも正社員フルタイムOLです。子育てもある中で実質的に家族へ迷惑をかけず勉強に使える時間は上記記載の時間ぐらいです。体力的に金曜日なんかは仕事終了と同時にバタンキュー状態で、ほとんどしておりませんでした。でも良いんです。毎日5分だけでも取り組んだだけで自分のことをほめたたえるぐらいの精神で取り組んでおりました。諦めなければ必ず受かります。
社会保険労務士試験合格体験記:おすすめの参考書と教材
私が社会保険労務士試験に合格するために使用した参考書と教材を紹介します。
- 通信講座:資格の大原 社労士24+直前対策
- 模擬試験:直前対策で模擬試験が2回ついていましたので、受験しました。他校のものは利用していません
- 過去問:社労士過去10
通信講座の選定理由ですが、youtubeで資格の大原の社労士24の年金の無料講座を見たことが決め手でした。独学だと年金の勉強って本当に難しいんですよね。何が書いてあるか全くわからない。けれど偶然みた大原の講座はびっくりするほどわかりやすかった。なので社労士24一択となりました。合格した3年目に取り入れたことですが、過去問の導入です。資格試験で過去問しないなんてあり得ないといったことを思われる方は多いと思うのですが、社会保険労務士の範囲は10科目あり、予備校から送られてくる問題集のボリュームも多く、1年目では問題集をこなすだけで精一杯です。3年目にようやく過去問を取り入れたことで、択一式のレベルを一気にあげることができました。
社会保険労務士試験合格体験記:模擬試験の活用法
模擬試験は、社会保険労務士試験に合格するための重要なステップです。模擬試験の効果的な活用法を紹介します。
- 試験形式に慣れる:模擬試験を通じて、試験形式や時間配分に慣れておきます。これにより、本番での緊張を軽減できます。
- 弱点の発見:模擬試験を受けることで、自分の弱点を把握し、その部分を重点的に復習します。
- 本番のシミュレーション:本番と同じ環境で模擬試験を受けることで、実際の試験の雰囲気を体感します。時間内に全ての問題を解く練習も重要です。
模擬試験を有効に活用することで、本番に向けた準備が整います。社会保険労務士試験は全部で4時間50分。模擬試験といえど、連続でそんなに時間をとれる方は少ないと思います。私もそうです。休日でも子供のごはんや面倒をみつつ、本番さながらの環境で試験を受けるなんて無理です。それでも模擬試験はその時点での実力の程度や時間配分を覚えるにはうってつけです。本番同様の環境を準備できなくとも、受験することを推奨します。
社会保険労務士試験合格体験記:合格後のキャリアプラン
社会保険労務士試験に合格した後のキャリアプランについて考えることも大切です。以下にいくつかのキャリアパスを紹介します。
- 企業内社労士:企業内で社会保険や労務管理の専門家として働くことができます。特に人事部門でのニーズが高いです。
- 独立開業:社会保険労務士として独立開業し、自分のペースで仕事を進めることができます。自分の専門分野を生かしたサービスを提供できます。
- コンサルタント:企業に対して労務管理や社会保険のコンサルティングを行うことができます。特に中小企業向けの需要が高まっています。
合格後のキャリアプランを明確にすることで、試験勉強のモチベーションも高まります。私の場合は資格の登録はしておりませんが、会社へ合格を報告することで、社会保険関係の業務について、わたしに口出しするものはいなくなりましたし、年金事務所やハローワークへの問い合わせ時にも的を得た質問ができるようになり、大いに役立っております。また最悪の場合、会社にたよらずとも生きていかなければならなくなった際の武器にもなりますし、自分の自信にもつながりました。社会保険労務士に限らず、スキルアップをしていくことは今後の人生において、自分の人生をより豊かにしていけるものと確信しています。
まとめ
今、過去に戻って最短で社会保険労務士試験に合格することを実践できるとしたら、以下のことを行います。
・大原の社労士24+直前対策
・過去問10
・あきらめない精神をもつ
・5分でも勉強したら充分精神をもつ